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電子看板(デジタルサイネージ)

昨年の秋頃のネタになりますが、和の設えに合う電子看板(デジタルサイネージ)を手掛けました。
きっかけは、当社のホームページ制作業者から居酒屋さんの店頭に設置する電子看板(デジタルサイネージ)のケースを制作依頼されたのがきっかけです。看板と聞いて、一般的な板に印刷物を張り付ける看板をイメージしてましたが、制作した動画を再生専用のテレビを使って店頭で流す看板と聞き興味がわきました。

早速、制作業者が持ち込んだ32インチTVの採寸を行い、和の設えに合うようなデザインを数点ほど考えた後、制作に入ります。

デジタルサイネージ製作

以下の点が制作業者からのオーダーです。

1,和の設えに合う木調の雰囲気を出したい。
2,屋外設置に耐える防水性を確保して欲しい。
3,後々のメンテナンスがし易い構造にして欲しい。

以上の点を考慮して、耐水と経年で風合を増す杉板を使い製作しました。
電子看板

32インチTVの大きさに合わせ杉材で箱を作り、4mm厚のアクリル板で前面を塞ぐ構造です。
電子看板
映像と共に音楽も流すので底板部分と背面部分に60mmの穴を開け、アルミ製メッシュ板を貼り付けます。
電子看板
この穴は音楽用の目的以外に、TVの放熱用として箱内部の空気が自然循環してTVを冷やす目的も持たせました。
電子看板

製作は秋頃で寒い時期に入る頃合いですが、夏場の暑い時期はどうするのかと聞いた所、制作業者の話ではパソコンなどに使用する小型の電動ファンを追加して空気を強制循環させる予定と聞きました。

今回、デジタルとアナログが融合した電子看板(デジタルサイネージ)の製作を手掛け、A2サイズも満たない看板1枚程度の僅かなスペースに様々な情報を表示できる電子看板(デジタルサイネージ)が持つ訴求力と可能性を知りました。今回のコロナ禍でご苦労されている飲食店様の一助になればと、この「和の設えに合う電子看板(デジタルサイネージ)」の記事を掲載させて頂きます。